考える事

先入観は可能性を小さくする「先入、主となる」

◆前から持っている固定的な観念が、新しい考えに対して制約を加えるという事。

前もって抱いている考えが主となり、後からの考えが従となるという意味から。

役者は先入観をなるべく持たない方が良い

ここで言う「先入観」とは

自分の目で、心で見てもいない状況で

前もってイメージすることです。

これ、役者にとって邪魔になることが多いです。

先入観は色々なものが持っている可能性を

小さくしてしまう恐れがあります。

先入観をもって台本を読んでも

元々持っているイメージが先行して

その台本に書かれている本質を見抜けなかったり

役作りをしていく際に

前々から持っているイメージが邪魔をして

役の可能性を小さくしてしまったり

共演する人に会う前に

調べたり話を聞いたりしていて

この人はこういう人らしいと

その人の人間性を勝手に決めてしまったり

すべて、自分が見て、感じて持った

印象、感想なら良いのですが、

その前に先入観を持っていると

新しく入ってくる情報、印象が

どうしても先入観に引っ張られます。

なんかもったいないですよね。

この台本にはもっと違う事が書いてあるのかも知れない。

この役はもっと違う一面を持っているのかも知れない。

この人はもっとお茶目な人なのかも知れない。

先入観を持っていなければ

もっとフラットな状態で見れたら

新しく入ってくる情報、印象が持つ可能性は

大きくなり

もっと面白いものになるはずです。

つまり先入観というのは、

このことわざの通り、

その後に入ってくる

新しい情報に制約をあたえ、

新しい情報の基盤となるものです。

その先入観を

見てもいないのに

会ってもいないのに

持ってしまうのは

可能性を小さくしていまいます。

それどころか

先入観は

可能を不可能にしてしまうかも知れません。

なので、役者として活動していく上で

先入観というのは

なるべく持たないようにしましょう。

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可能性を広げたいなら先入観を捨てよう

ここで言う「先入観」とは

自分の目で見て、感じた

第一印象、最初に感じたイメージのこととします。

先ほどの先入観とは

少し違いますね。

お気をつけください。

この場において、

先入観というのは

役者として役を作っていく上で、

基盤となります。

台本を読んで、

自分が役に感じたイメージ

これを基に役作りをしていく訳ですが、

この役作りをしていく上で

どうしても

演出家が言うイメージに近づかない。

役作りがうまくいかない事があります。

そういう時がもしあったら、

今、正にその壁にぶつかっていたら、

一番最初に持った

先入観を

一度捨ててしまいましょう。

あなたが一番最初に感じた

先入観を捨てる事で

役の可能性が広がります。

ダメ出しを受けて

何度修正しても

全然改善に至っていないなら

根底が、基盤が

演出家と違っている可能性が高いのです。

もちろん簡単な事ではありません。

今まで、頑張ってきたことを

根底から覆すことをするのですから。

でも、ことわざの通り、

先入は主となります。

違っている基盤にいくら新しい考えを足していっても

方向性は大きくは変わりません。

もし、あまりにもうまくいかない

役作りが煮詰まって困った場合は

一度

先入観を捨ててましょう。

新しいものが見えるかもしれません。

ちなみに

対人では余計難しいかもしれません。

関係を捨てる事は出来ませんから。

でも、逆を言えば

価値観が違う人は

自分の先入観を変えてくれる存在でもあります。

苦手だなと思っても

先入観に拘らず

付き合ってみてください。

以外と

気の合う人になるかも知れませんよ。

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オーディションでは逆に先入観を利用しよう

ここで言う「先入観」は

今まで述べた2つの事です。

オーディションにおいて

審査員があなたに持つ先入観は2つ。

  • 書類審査で見た書類上で見たあなた
  • 今、オーディション会場に入ってきて見た第一印象

会う前の先入観と

会ってからの先入観

これを持った状態で

あなたの自己PRと演技を観ます。

つまり、

あなたという役者はどんな役者か

審査員には少なからずとも

無意識下のうちに

基盤が、基準が出来ているのです。

じゃあそれを利用しない手はないですよね。

写真と第一印象と

ギャップを見せてインパクトを与えるも良し

期待通りの印象を残すのも良し

これにおいては正解がないので

プランニングはあなた次第になってしまいますが、

オーディションにおいては

先入観は

逆に武器をして使う事が出来ます。

あなたが先入観を持っていなくても

審査員は持っていますから。

活かせるかどうかは

あなた次第ですが

これだけは知っておいてください。

もう一度言います。

審査員は先入観を少なからずとも持っています。

覚えておきましょう。

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先入、主となる

先入観は役者にとって

いわば諸刃の剣。

自分の可能性を小さくしてしまったり

逆に利用出来たりもします。

ただ、覚えておきましょう。

「先入観は新しい考えに制約を与える」

これだけ知っておけば

ここまで読んでくださったあなたなら

きっと理解して頂けるでしょう。

先入観はなるべく持たず

可能性あふれる役者を目指してください!

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