俳優になりたい
舞台役者になりたい
声優になりたい
でしたら、「消費者」から「生産者」になりましょう。
提供される側から提供する側へ
この考え方をすることで、「プロ」としての意識が身に付いていきます。
生産者としての意識をもつ
今まで観ていたドラマ、アニメ、映画、舞台などなど
役者になりたいと思っていなければ
観て、楽しんで、感動して、
つまり、視聴者。
与えられる側=消費者です。
この消費者の方がいるおかげで、役者は飯が食えるのです。
役者を仕事に、職業に。
プロになりたいと考えるなら、
あなたは生産者になる事を自覚しなければなりません。
あなたが好きな役者さんは、業界の先輩になります。
あなたが好きな制作会社は、取引先になります。
あなたが好きなメーカーは、スポンサーになるかも知れません。
今までと180°立場が変わります。
あなたは与える側=生産者になるのです。
意識していきましょう。
消費ではなく投資をしよう
今まで何気なく楽しんでいた、テレビ、アニメ、映画。
人によっては作品のDVDやグッズ類など
購入していた人もいるのではないでしょうか。
今までは観ておしまい。
買って、持っていることで満足。
何度も観て感動。
要するに「消費」をしていたわけですが、
今まで消費していたお金は
自分への投資に使うようにしてください。
なにも、好きな物を買うのを一切禁ずる!
みたいな事を言うつもりはありません。
ただ、自分がこれから役者を目指していく上で
プロになるために必要な
参考書だったり、ワークショップだったり、
オーディション用の服だったり、
買うものの優先順位を改めてみてください。
自分にどれだけ有益な投資が出来たかで、役者としてのレベルが変わってきます。
プロとして活動していく上で必要な物は、好きな物を我慢してでも買う。
この優先順位づけが大切です。
好きな物を買うのは消費者です。
自分のためになる物を買うのが生産者です。
消費は投資に変えてしまえば良い
でもやっぱり、DVD欲しいし、舞台だって観に行きたい!
美味しいものだって食べたいし、グッズだって欲しい!
それはそうですよね。
私だってそうです。
消費は考え方、行動次第では投資になります。
要するに全て自分への投資にしてしまえばいいのです。
好きなアニメ、ドラマのDVDを買ったなら
最初は普通に楽しんでください。
大いに笑って、感動してください。
ただ、必ず次は生産者目線で、
研究材料として観ましょう。
なぜ笑えるのか、
なぜ感動するのか、
この役者は何でこういう芝居をしたのだろう
自分ならこうしてみたい。
ただ純粋に楽しむのではなく、教材にしてしまえば良いのです。
舞台を観に行ったなら
上記と同じように2回観てみましょう
もちろん、1回目は観客として観てください。
楽しんだり、
時には面白くない、内容がわかりづらい舞台もあるでしょう。
そこで2回目を観るのです。
舞台はライブなので
毎回観るたびに違う風に見えるのが、舞台の醍醐味でもありますが、
ここでも生産者目線で観てください。
なぜ面白いのか、
なぜつまらないのか、
なぜ難しく感じるのだろう
あの役者はどういう役作りをしているのだろう
自分ならこうしてみたい。
映像と同じように教材にしてしまえば良いのです。
ただお値段が結構するので、
無理はしないでください。
美味しいものを食べたい!
むしろいい事です。
食は人間を豊かにしてくれますから。
ただし、自分の生活の無理のない範囲で、美味しく召し上がってください。
食べてるときは美味しく、心を満たしてください。
表現者は満たされていないと、いい表現はできませんから。
グッズだって欲しい!
今までとは少し毛色が違うかも知れません。
例えば、
舞台のパンフレットは
今までは買って、見て、満足していたところを
役者さんの写真の写り方やポーズ、
メイクの仕方などの参考資料に出来ます。
むしろ結構いい教材になり得ます。
ただ、
フィギュアやキーホルダーなどは
限りなく消費に近くなります。
でも、それすらも投資と考えるなら
コミュニケーションツールとしてみてはいかがでしょうか?
物販を買うという事は、の作品の相当ファンであるはず。
そういう仲間とSNS上でもいいですし、リアルでもいいと思います。
作品の魅力を語りあってください。
その代わり一つだけ。
それだけあなたを虜にする理由を考えてみてください。
そして、それを是非役者目線から解剖してみてください。
かならず、何か。
役者として、生産者としての
ヒントが隠されているはずですから。
視点を変えれば優先順位は変わる
恐らく
「消費者」から「生産者」になると意識しただけで
あなたの行動の優先順位は変わるはずです。
買うもの、
見るもの、
食べるもの。
消費者でいる限り、生産者になるのは難しいです。
なので少しずつでいいですし、経済的に無理のない範囲で良いです。
自分は生産者だという意識を持って
行動していってください!