オーディション

オーディションで目を引く自己PR、抑えておきたい1つの前提と4つのコツ

オーディションなどで演技を見せる前にほぼ必ず行う事があります。

「自己PR」

苦手な方、多いのではないでしょうか?

この自己PRの時間、演技を見せる事より大切です。

  1. 原稿を読むようにならない
  2. 真実より説得力のあるものはない
  3. うけを狙おうとしない。うまい事を言う必要はない
  4. ネガティブな情報はいらない

これからオーディションで審査員の目を引くための自己PRのコツ、4つをお伝えしていきます。

その前に一つだけお願い事があります。

あなた自身が「商品」であるという事を意識しながら読み進めていってください!

原稿を読むようにならない

自己PRはほとんどの人が原稿=台本を作って覚えて臨んでいるかと思います。

それで構いません。

ただ、自分の言葉としてしっかりと「話して」伝える意識を持ってください。

自己PRというのは自分という商品を宣伝することです。

商品の宣伝をする際に必ずお客さんを意識し、お客さんに伝えるのです。

この場合のお客さんは審査員。

そして、昨日覚えたような感じや思い出しながら伝えるのではなく、

まさに今、自分が言葉を選んでしゃべっているかのように伝えてください。

口からスラスラ出てくるレベルにまで覚える+相手に伝える

この意識は忘れないようにしましょう。

真実より説得力のあるものはない

たまに自分を良く見せようと、オーディションに受かりたいからと言って、

作り話や下手したら出来もしない嘘をつく人がいます。

「自分はPR出来るものが少ないからこういうエピソード作っておこう」とか。

信じられないようですが、本当にいます。

これは知っておいてください。

真実より説得力のあるものはない

それこそ100回以上練習して、思い出さなくても言えるようになっている嘘をついた自己PRよりも

少しぎこちないけど自分の真実を伝えている自己PRの方が

相手に響くし、印象に残ります。

理由は簡単です。

相手はプロだからです。

何百人、何千人、何万人もの自己PRを見てきています。

そんな小手先のものは通用しないし、感覚的にわかります。

何より万が一、オーディションに受かっても、今後仕事をしていくうちに必ずボロが出ます。

それは今後のあなたの俳優人生においてマイナスにしかなりません。

なので必ず真実を伝えるようにしましょう。

うけを狙おうとしない。うまい事を言う必要はない

審査員に印象を残すために、

笑いをとれるような原稿や、うまい事を言う原稿を作成したくなりますよね?

こんな事しなくても十分に印象は残せます。

むしろこれで滑ったらその時点でオーディション不合格です。

もちろんユーモアのある自己PRは印象には残りますが、

それはその人の個性や実体験、真実から滲み出てくるもので、

作られたものではありません。

なので無理にうまい事言ってやろうとかしなくても大丈夫です。

あなたらしく素直に、あなたの言葉で、自分という商品を宣伝してください。

それがあなたの持っているユーモアなのですから。

ネガティブな情報はいらない

たまに、

「昔は出来なかったんですけど今は出来るようになりました」とか

最初に落として、その後上げる!みたいな自己PRをする人がいます。

これは効果的ではありません。

自分の欠点やネガティブな事をわざわざ限られた時間の中で盛り込むのはマイナスのイメージしかのこしません。

「バッテリーの持続時間が短かったのですが、今は改善されて連続30時間持つようになりました」

「バッテリー、連続30時間持ちます」

どっちがいいかというと後者なんです。

お客様=審査員が興味があるのは現在のあなた。

別に欠点だったこと、今の欠点を伝えるは必要ないんです。

その時間を他の宣伝文句に当てましょう。

あなたは「商品」であるという1つの前提

  1. 原稿を読むようにならない
  2. 真実より説得力のあるものはない
  3. うけを狙おうとしない。うまい事を言う必要はない
  4. ネガティブな情報はいらない

以上4点を抑えて、自己PRを作成してみてください。

でもこれだけ言われても面白い、魅力的な自己PRにならないぞって方もいるかと思います。

ここで最初に書いた頭に入れておいて欲しい事について触れます。

PRって言葉は訳すと=public relations(パブリック・リレーションズ)

「企業や官庁が、事業内容などの公共的価値を人々や関係者によく知ってもらい、

その信頼・協力を強めようとする宣伝広告活動」という意味です。

簡単に訳すと、何度か文中で出しましたが、

「自己PR」=「自己宣伝」

そしてあなたは審査員=お客さんにとって「商品」です

言い換えると

「自己PR」=「自分という商品の宣伝」

になるのです。

「あなた」は「商品」ということを頭に入れた上で読んでくださいというのは、この事です。

「自分」という商品の宣伝をして、相手に興味を持ってもらう→買いたい=一緒に仕事をしたい

と思わせる事が大切なのです。

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まとめ

あなたは「自分は商品である」という事前提に置いた上で、

自分という商品を、「嘘・偽りなく、誠実に、良い所を自分の言葉で宣伝する。」

これこそが自己PRになるのです。

自己PRは2,3バージョン(30秒、1分、2分が目安、声優業界では15秒、30秒、1分)

作っておくと心強いかと思います。

大変かも知れませんが、審査員に向ける先制攻撃です。

しっかりと大切に練ってみてください!

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