2020年初頭から流行し始めた、新型コロナウイルス。
この影響により、業界におけるオーディションのあり方も変わってきました。
「動画選考」
審査員が目の前で見るのではなく、動画を通して、審査側に観てもらうものです。
この動画選考を採用する企業が増えてきました。
大きく分けると
書類審査→動画選考→オーディション→決定
または
書類審査→動画選考→決定
です。
たまに書類と動画、両方同時に提出する場合もあります。
このように動画選考が増えてきたなら、対策を練っていかなければいけません。
そこで、「動画選考に受かるために抑えておきたいコツ」を
撮影環境編と撮影実践編の2つに分けてご紹介します。
今回は動画環境編。
結論から言います。
特別な機材はいりません。スマホ1台で充分です。
でもこれで終わりにしてしまうとぶん投げすぎなので、撮影環境で気を付けたいポイントを簡単にお話しますね。
撮影環境をすごくいい状態に整えたい人には、また別の記事で良い機材など紹介していきたいと思います。
環境がそろってるよって方は下のリンクへどうぞ。
カメラ:スマホがおすすめ
室内の動画撮影に一番適しているのは、様々なカメラの中でも一眼レフカメラというものですが、それなりのお値段します。
近年のスマホは特にカメラの機能が高く、ものによっては、一眼レフのカメラに入っているチップを導入しているものもあります。
あなたが使っているスマホのカメラが、よほど画素数が低いとか、マイクが壊れているとかではなければ
スマホで撮影するのが一番コスパがいいです。
パソコンもおすすめですが、備え付けのインカメラがの画質がスマホより劣っていたり、マイクを外付けで用意しなければならなかったりします。
なので私はスマホで撮影するのをおすすめします。
どうしてもパソコンで撮りたい方はインカメラでOKです。
さらに画質にこだわりたいという事であれば、動画撮影に適したwebカメラを外付けしてください。
カメラを使いたいという方は、それなりにお値段しますので、まずはお財布と相談してください。
音響:なるべく雑音が入らないようにしよう
外の電車の音や車の音、通行人の話し声などが入らないようにさえ注意すれば、全く問題ありません。
ただし、マイクに関しては、スマホだと少し音声が悪くなります。
まあ、それでも許容範囲なので問題はありません。
少しこだわりたい人は、スマホ用の差し込みマイクという物があるので、そちらを使ってみてください。
2000円前後で買えます。
ヘッドセットはやめておいた方が良いです。
あなたの顔の一部分を隠してしまうので。
究極にこだわりたいなら、単一指向性のマイクという物の、それなりにするやつを使ってみてください。
雑音がほとんど入りませんよ。
照明:自分がはっきり綺麗に映っているか
あなたが暗く映らないように、多少明るく、しっかり表情が見えていれば大丈夫ですが、
自宅で撮影する際にこれが一番悩み所だったりします。
大体部屋の天井の真ん中に電気があって、部屋の端から端で撮影した場合
あなたがやたら明るく映ったり、前面の方が明るくて自分が暗く映る
こんなことがあるんです。
コストを抑えて撮影したいなら
昼間にカーテン開けて、電気つけて、なるべくあなたが良く映るポイントを探して、
そんな場所があれば何の問題もないです。
でもそんなポイントが見つからない、どうしても夜間しか取れないという人は
LEDリングライトをおすすめします。
こちらも2000円前後で購入できます。
このライトをカメラ側から当てればOKです。
生活感のあるものはなるべく映らないようにしよう
ワンルーム住まいの人は大変かもしれませんが
なるべく生活感のあるもの、テレビや本棚、ベッドや置物。
なるべく映らないようにしましょう。
撮った時に観る側の意識が散ってしまう可能性があるからです。
壁を背にして、先ほどまでの条件を満たせる間取りなら問題ありませんが
もし無理なら、生活感を隠す工夫をしましょう
突っ張り棒にカーテンをかけて隠したり、パーテーションで隠すなり
最終手段、何か地味な色の布をかけておいてもよいです。
なるべく背景にいろんなものが写り込まないようにしましょう。
まとめ
すごく簡単に言ってしまえば、スマホで撮影。
雑音、明かるさ、背景を気にすれば問題ありません。
近年ではインスタでライブをしたり、youtubeで配信したりする人も増えているので
それなりに撮影環境は揃っていたりする人もいるのではないでしょうか?
そういう人は、そのままの環境でやって頂ければ良いです。
ちなみに私は、パソコンに外付けwebカメラを付け、単一指向性マイクにLEDリングライト使用。
7畳のリビングの壁を背景にして撮影しています。
でも撮影が必要になった時に準備するのが手間だったり、子供がいてどうしても出来ない時は、スマホ1つで撮影することもあります。
どっちを選んでも大きな差はなかったです。
どちらの環境で撮った動画でも、CMのお仕事を頂けてます。
ただ、
- 雑音が入らないように
- 自分がはっきり綺麗に映っているか
- 生活感があるものは映りこんでないか
これだけは絶対にに気を付けています。
要するに
あなたの表現がちゃんと相手に見せられる環境なら大丈夫なんです。
そのために気を付けておきたいコツが、その3つなのです。
私自身、機材に気合を入れすぎないようにしています。
お金を使えばいいってものじゃないと思っているからです。
あなたが必要だと思う機材で良いです。
スマホ一台だっていいんです。
もう一度言います。大切なのは
あなたの表現がちゃんと相手に見せられる環境を作っているか。
これだけです。
また撮影実践編でお会いしましょう。