- お互いを高め合えるか
- 相手の成功を喜べるか
- パートナーの人生を尊重する
- 子供が欲しいか欲しくないかしっかり話し合う
家庭とか育児とかと少しニュアンスは違いますが、お話させてください。
現在、役者同士で、もしくは専門学校の同期とでもいいです。
お付き合いされてる方もいらっしゃることでしょう。
私も今まで、何組ものカップルを見てきましたし、何組もの夫婦を見ています。
私自身も、私は役者で、奥さんは元役者です。
ここで、簡単にですが、役者同士で恋愛していく上で気を付けていきたい事
うまく付き合っていくためのコツをご紹介します。
と言っても、普通の恋愛とそんな大差ないのですが、
役者同士だと、どうしてもナーバスになる時があるものなので。
お互いを高め合えるか
付き合い始めだったり、まだ比較的若い人は、特に気を付けて頂きたいのですが、
お互いを高め合うことが出来るかは重要です。
どうしても付き合い始めると
役者にとって必要な時間より、2人の時間を大切にしたくなります。
決してダメとは言いませんし、無駄だとも思いません。
ただ、ここで重要なのは
役者としてやるべき事の時間を削ってまで、2人の時間に当てるのは
お互いにとって良くないということです。
具体的に言えば、
毎日、継続している、発声、滑舌練習を
2人でいる時間に当ててしまったり、
課題があるのに、2人でどこかへ出かけて疎かにしてしまったり。
まあ、あまりこのような
お互いの足を引っ張り合うような
お付き合いをされてる方はあまり見かけませんが、
もし、そうなっているようなら
今からでも改善してください。
役者になるために今やるべきことの
優先順位を間違えないでください。
練習は1人でやるタイプの人なら、
デートやLINEのやり取りは、1時間我慢して集中すればいいし
何なら2人でやって、お互いの弱点を指摘し合えたらいいですよね。
課題とか、芝居をやる台本を読む時なんかも
同じことが言えます。
要するに、男と女の関係という時間よりも
役者同士の関係という時間を優先できるか、
役者同士としてお互いを高め合えるか
これが出来るだけで
役者同士のカップルとしてはかなり良い恋愛関係を築けます。
相手の成功を喜べるか
専門学校生同士、養成所生同士なら、
事務所への所属オーディション合格とか
役者同士なら、実際仕事が入ってきた時とか
どうしても2人でいる以上、
そちらかの方がうまくいっているタイミングが出ます。
その時になぜか
嫉妬してしまったり
羨んでしまったりする方がいます。
客観的に聞くと、そんな馬鹿な話ないでしょと思うかもしれませんが
事実あるんです。
人間、自分がうまくいっていなかったり、思い通りにいっていない時に
同じ道を目指している人間の成功を見ると
必ず自分と比較します。
そうすると、自分を卑下するか、相手に嫉妬します。
役者同士というのはつまり
志す道が限りなく似ているということ
だからこの状況に陥りやすいんです。
自分のパートナーの成功をなぜか素直に喜べなくなるんです。
これは2人の関係を大きく左右するポイントになってきます。
そうなる前にこう考えるようにしましょう。
どちらかの成功は2人の成功だと。
2人とも言わば夢追い人です。
ここは一蓮托生、
2人の目標に一歩近づいたと考えられるといいですね。
パートナーの人生を尊重する
2人ともずっと役者でいたいのか
これは付き合いが長くなってくると重要になってきます。
芸能人同士の結婚とか
スキャンダルを良く目にするかと思いますが
多くの人は役者のみの収入で生活は出来ていないでしょう。
要するにそこまでお金持ちではないんです。
そこに長く付き合っていれば
必ず「結婚」という将来を考え始めるはずなんです。
ここで多くの人は役者を続けていいものなのかと考えます。
結婚=お金が掛かる
このイメージはありますよね。
場合によっては結婚するなら役者辞めて、しっかりとした収入が欲しいと考える人も出てきます。
その際に、
相手の意見を尊重してあげてください。
相手は自分との将来の事を考えて、その決断に至っているはずです。
そこまで役者活動に熱が入らなくなったとか
どうしても結婚したいから安定した収入が欲しい。
様々な考えがあります。
この時に、自分の価値観だけで
役者辞めるのもったいないよとか言わないでください。
逆に、結婚するなら役者を辞めてとか言わないでください。
必ず、コミュニケーションをしっかり取り、
いい機会なので、
今後、結婚する時のことだけではなく
20年、30年後の自分たちの事を話し合ってください。
そして、自分の価値観を押し付けず、相手の考えを尊重してあげましょう。
子供が欲しいか欲しくないかしっかり話し合う
ひとつ前の話に近いと言えば近いですが
これは、将来的に必ず話し合っておいた方がいいです。
授かったから結婚するわだと
結構苦労しますんで。
女性は
子を体に宿すので
活動休止をすることになります。
一番の問題はその後、役者として復帰する意思はあるのか。
もしあるなら
必ず、子供の面倒を見れる人、
何かあったら駆けつけてくれる人を探しておいてください。
まあ、どちらかの両親が良いですね。
2人だけで何とかしようとしないでください。
必ずあなた達を助けてくれる第三者の存在は必要です。
次に経済面も少し問題があります。
普通に勤めているならともかく
役者に
「産休手当」
「育休手当」
は出ません。
つまり、金銭の社会的保障を受けられない部分があるということです。
これは知っておいた方が良いです。
ある程度、家族の生活費を貯金しておくことが必要です。
だから、計画的を立てておいた方が良いのです。
子供が出来たことで母性が生まれ
役者に戻らないと考える女性もいらっしゃいます。
逆に、役者活動に支障が出るから
子供はいらないという人もいます。
これはさっきもお話した通り、
2人でしっかり話し合って価値観を押し付けず、決めておきましょう。
まとめ
- お互いを高め合えるか
- 相手の成功を喜べるか
- パートナーの人生を尊重する
- 子供が欲しいか欲しくないかしっかり話し合う
最初にも言いましたが、
一般的な恋愛と大して変わりません。
ただ、役者というのは少々特殊な職業で
結構変わった価値観の人が多いので
ナーバスになりやすかったり、うやむやにしてしまったりすることが多いんですよ。
でも安心してください。
結局のところ、コミュニケーションをしっかりとっていれば何の問題はありません。
先の事はわかりませんし、予定通りにいかない事が多いのがこの業界です。
そうなったらそうなった時に考えればいいですし、
必要な事はある程度話し合っておけば良いのです。
皆様が良いお付き合いが出来ますよう
心から願っております!